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寺子屋@秀山祭九月大歌舞伎

超久々のブログです!
10月は、仕事が本当に忙しくて、そして、仕事で文章を書きすぎて、ブログを書く気力がありませんでしたー。
でも、そろそろ見たものをまとめておこうと思い、再びブログ更新です。

9月25日(古っ!)に、新橋演舞場にて、秀山祭九月大歌舞伎を観てきました。お目当ては、もちろん、吉右衛門の松王丸@寺子屋です!



又五郎さんの襲名披露ということもあり、こんな華やかな感じです。

歌舞伎の中でも人気演目のひとつ、そして、上演されることも多い「寺子屋」。

ついに菅秀才捜索の手が源蔵の元へ迫ってきた。捨て身で源蔵は一計を案じるが、捕縛にやってきたのは事情を知り尽くした松王丸。絶体絶命と思われたが源蔵の機転で小太郎を身代わりにし、松王も首実検で「菅秀才に相違ござらぬ。」と告げ危機を逃れる。しかしながら、その犠牲はあまりにも大きいものだった。小太郎は松王の実子で松王は身代わりとして差し出していたのだ。菅丞相の側室御園の前もかけつけ菅秀才と再会する。松王夫婦と源蔵夫婦は喜びに呉れながらも、犠牲となった小太郎に涙する。悲痛な「いろは送り」の浄瑠璃の調べで、皆は小太郎の霊を弔い幕となる。(Wikipediaより引用)

この松王丸、舞台写真を勝手にのせられないのでお見せできないのが残念ですが、大きなカツラをかぶり、堂々としたいでたち。大柄なイメージの役。細かい演技力も必要で、もう、吉右衛門にピッタリなんです。ですが、東京で観られるのは平成14年以来(のはず。富十郎さんとの共演でしたよね)、昨年南座でやっていましたが、東京人にとっては久々なのです(兄がこの役を好んでやっちゃうからかなーと穿った見方をする私)。

まず、感想を言うと、観てよかったよーーーーという気持ち♪
登場のシーンから堂々としていて、存在感があります。前半、寺子屋の子どもたちがワイワイとやって、ちょっと面白い感じのところから、松王丸の登場で、空気が変わっていくところがこの演目の面白さのひとつ。あの大きなカツラや、松の雪景色の衣装、そして、ゆったりと寺子屋に入る姿が、緊張感を漂わせます。吉右衛門は、静かで重厚でありながら、やっぱり独特の華やかさがあって、ひきつけられます。吉右衛門の松王丸は、あまり人と目を合わせない(ように見える)のですが、それが独特の迫力になっているのかな? 出だしは顔をあまり下げずに堂々とするので、首実検のときに伏目がちになるところが、心の底の悲しみを強調するように思います。

最初の見せ場は、もちろん首実検。自分の子どもが、菅秀才の身代わりとなったことを知りつつ、「菅秀才の首」と言ってみせるところ。親としての心の痛みがありつつ、それを隠すという演技。ここは、あえて静かに進行しますが、観客としてはストーリーを知っているので、そこでキュンとするのです。このあたり、無駄なことをしない吉右衛門、いいですよね。少し伏目がちにし、体は大きく動かさない。緊張感が漂います。

そして、次の見せ場は、再び源蔵の家を再び訪れ、身代わりとなったのは自分の子どもだと告げる場面。源蔵が、死ぬ間際、小太郎は命ごいをすることなく、潔く首を差し出し笑ったと言ったとき、それまで気丈にふるまっていた松王丸が泣き崩れる。そういう泣かせの部分が、台詞を下から上へとグーッと勢い良く上げていかれる吉右衛門は本当にうまくて、私も号泣です!
最後、全員で型を作って締めなのですが、白い装束で右手に刀を持って型を作る吉右衛門の美しさといったら!! はーっ、いいもの観た、またすぐやってほしいです。

ちなみに、源蔵さんは、私は仁左衛門バージョンが好き。ほかの人はやらないのですが、野辺送り(亡くなった小次郎を弔うために、焼香など、簡単な送りを行う)のときに妻を手伝うんですよね。これが、犠牲となった小次郎への誠意を感じて、仁左衛門の役の解釈の仕方に感動します。

寺子屋、中村座で12月、やりますね。『菅原伝授手習鑑』の「車引」「賀の祝」「寺子屋」を続けて。勘三郎の松王丸を、早々に吉右衛門の松王丸に上書きしたくないのですが(涙)、12月の中村座は、菊之助が張り切って登場なので、観にいこうと思っています。こういう、他流試合的なものにしっかりと参加して、役者としての力量を磨くあたり、菊之助はかの御曹司とは違いますね。さすが音羽屋。秀山祭では、松緑も抜群の安定感を見せていました。



秀山祭とは、先代の芸の継承を目的として、2代目吉右衛門が中心となり、18年からスタートしたもの。なので、ロビーにはこんな写真も。真ん中が松王丸。私は、吉右衛門のほうがカッコイイと思う!

そして、又五郎さん、襲名おめでとうございました!



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at 08:04, , 歌舞伎

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